2011-09-06 19:07
お土産に白菜?!
先日、台湾旅行のお土産に携帯ストラップを頂きました♪
お土産は嬉しいけれど、どうして白菜なのと思っていますと…。
なんでも台湾の國立故宮博物院展示の「翠玉(翡翠)白菜」、
もともとは紫禁城内の永和宮(光緒帝の妃、瑛妃の寝宮)に安置されていた、
つまり、由緒正しい「白菜」とのこと、まったくの勉強不足でした(汗)。
さて、この翠玉白菜について、
同博物院のウェブサイトでの掲載ページを拝見、
これが実に奥深いのでこちらの説明文から一部引用してみます。
(ご存知の向きにはちっとも目新しい話ではないでしょうが…)
超アップ画像をもう1枚。で、判かりますか?
白菜とキリギリスとイナゴを翠玉に彫刻したという作品です。
白菜にキリギリスとイナゴが載っているってどうよ、
ともうひとりの自分が囁きます。
けれど、アリとキリギリスならイソップ物語ですもんね…。
(c)Milo Winter (1919)
おっと脱線してしまいました、戻ります。
「翠玉白菜」の原寸は長さ18.7cm、幅9.1cm、厚さ5.07cm。
この彫刻は、瑛妃のお嫁入り道具のひとつだったと推測されているようです。
なんでも、翠玉(翡翠)が「清らかさ」を、
キリギリスとイナゴが「多産」を象徴する(!)からだそうで、
そもそも白菜と昆虫という題材そのものが、長く民間において
吉祥の象徴として喜ばれたそうです。
(キリギリスやイナゴは多産系?)
さらに白菜やキャベツなどの「野菜」について…。
杜甫の詩に花園の野菜が見向きもされないことを謳った作品があるとのこと。
アートな人々の創意工夫によって、野菜という題材が、皇帝の見る目のなさや政治環境の劣悪さ、はたまた、埋もれた才能を暗喩しているというのです。
「観る者に想像の余地が多く残されている」と纏めてありましたが、
要するに、古書にも親しまないと秘められたメッセージにも気づけないというわけです…。
メッセージ満載といえば、このところ「どじょう」が旬のようですが。
またまた脱線しました、すみません(汗)
元に戻って…
とにかく、たかが白菜されど白菜…です。
産直でトレーサビリティが叫ばれる現代。
携帯ストラップの翠玉白菜をまじまじ眺め、
やっぱり虫食いのある無農薬野菜がいちばん!
こんな庶民的発想も一興か、と。
お土産は嬉しいけれど、どうして白菜なのと思っていますと…。
なんでも台湾の國立故宮博物院展示の「翠玉(翡翠)白菜」、
もともとは紫禁城内の永和宮(光緒帝の妃、瑛妃の寝宮)に安置されていた、
つまり、由緒正しい「白菜」とのこと、まったくの勉強不足でした(汗)。
さて、この翠玉白菜について、
同博物院のウェブサイトでの掲載ページを拝見、
これが実に奥深いのでこちらの説明文から一部引用してみます。
(ご存知の向きにはちっとも目新しい話ではないでしょうが…)
超アップ画像をもう1枚。で、判かりますか?
白菜とキリギリスとイナゴを翠玉に彫刻したという作品です。
白菜にキリギリスとイナゴが載っているってどうよ、
ともうひとりの自分が囁きます。
けれど、アリとキリギリスならイソップ物語ですもんね…。
(c)Milo Winter (1919)
おっと脱線してしまいました、戻ります。
「翠玉白菜」の原寸は長さ18.7cm、幅9.1cm、厚さ5.07cm。
この彫刻は、瑛妃のお嫁入り道具のひとつだったと推測されているようです。
なんでも、翠玉(翡翠)が「清らかさ」を、
キリギリスとイナゴが「多産」を象徴する(!)からだそうで、
そもそも白菜と昆虫という題材そのものが、長く民間において
吉祥の象徴として喜ばれたそうです。
(キリギリスやイナゴは多産系?)
さらに白菜やキャベツなどの「野菜」について…。
杜甫の詩に花園の野菜が見向きもされないことを謳った作品があるとのこと。
アートな人々の創意工夫によって、野菜という題材が、皇帝の見る目のなさや政治環境の劣悪さ、はたまた、埋もれた才能を暗喩しているというのです。
「観る者に想像の余地が多く残されている」と纏めてありましたが、
要するに、古書にも親しまないと秘められたメッセージにも気づけないというわけです…。
メッセージ満載といえば、このところ「どじょう」が旬のようですが。
またまた脱線しました、すみません(汗)
元に戻って…
とにかく、たかが白菜されど白菜…です。
産直でトレーサビリティが叫ばれる現代。
携帯ストラップの翠玉白菜をまじまじ眺め、
やっぱり虫食いのある無農薬野菜がいちばん!
こんな庶民的発想も一興か、と。
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